箱宮クリニック 加藤文彦です。
ブログぼちぼちと記載していこうと思います。
診療関連だけと、こだわらずにアレコレ書いていきます。
まずは春にSo-netで記載していたものの転載をしばらくしていきます。

今日の話題は花粉症

この時期辛いし、憂鬱になりますよね。日本の国民病とまで言われるようになりました花粉症。
何を隠そう、僕もスギ花粉症患者です。

20歳3月末、忘れもしない愛知県民の森での部活合宿中に自然気胸になりました。
肺に穴が開く病気。
しばらく部活しちゃったので空気中の花粉がもれなく胸腔内に。
傷を治す反応が起きて穴が塞がるわけですが、その時にあった花粉は「悪者」と認識されるわけです。
翌年からめでたく花粉症発症です。

若いころは鼻水ズルズルやってましたし、目玉を取り出して洗いたい!とか本気で思ってました。
今は万全の対策を立てて自覚症状がほぼ無い状態をキープしております。

花粉症の病態は『炎症反応』です。
細菌などに対する反応が無害であるはずの花粉に対しても起きてしまう。

粘膜面など反応する部位に花粉がつかなければ反応は起きません。
スギ花粉症患者なら
スギ花粉の飛散していない時期は症状が全く出ない
わけですよ。

と考えると、一番の対策は何か?
明白ですよね。

花粉に暴露されないこと。

もちろん、見えないものなので簡単ではありません。

不要な外出は避ける
マスクやメガネ(ゴーグル)など使う
表面がツルツルのコートなどを羽織る
自宅に入る時は頭、服に付いているかもしれない花粉をはらってから入る
洗濯物は外に干さない 布団も
家族にも協力してもらう
必ず入浴、シャワーしてから寝る(帰宅すぐでも可)

ここまでは必須だと思っています。

これらをせずに薬で抑えようとするのは無理が有ります。

どうして無理なのかも含めた、薬のこと。
この辺りの対策が将来の病状(病勢)に関わると思うこと。
などなど、順次書いていきます。